このページでご紹介するクメール伝統の絹織物の柄は、クメール伝統織物研究所で織りの作業をする際の見本を同研究所の創設者・森本喜久男氏のご好意で撮影させていただいたものである。クメール伝統織物研究所はシェムリアップにあり、クメールの伝統的な絹織物の文化を再興するためにさまざまな活動を行っている。詳しくは
クメール伝統織物研究所ホームページにて。
 

   











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復元されたカンボジア伝統の生糸









2階の即売スペース

カンボジア伝統の絹糸の色は正に黄金色である。
左の写真はその金色の生糸。しなやかで強い。触ってみると意外に固い感触がある。この糸はカンボウジュ種と呼ばれる熱帯種の蚕の小さい繭から作られる。この種は家蚕の原型とも言われる。
IKTT(クメール伝統織物研究所)については以前からその存在を知っていたが、2003年の秋に代表の森本さんの講演を聴く機会があり、その後の懇親会でクメールの柄の撮影をお願いしたのだった。実際にシェムリアップのIKTTを訪れて撮影したのは翌2004年2月である。IKTTはシェムリアップ市街の南のはずれ、ワニ園の近くにある。1階は女性たちの作業場で、2階は製品の即売スペースになっている。今回の撮影は2階の即売スペース脇のバルコニーで行った。織り見本を1枚1枚繰りながら撮影していく中で、改めて黄金の生糸の美しさに打たれた。

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