Ta Prohm Kel タ・プローム・ケル

 

アンコール・ワットの西参道から環濠沿いに、少しアンコール・トム方向に進んだ左手奥にあり、道路からも見える。かつてアンコール帝国の領土内に配置されていた施療院のひとつがここにあり、それに付属していた拝堂の跡である。タ・ケウ近くにある施療院と同様の施設だ。バイヨン様式の拝堂は砂岩でできており、小規模なものだ。塔堂の南側半分は剥がれ落ちるように倒壊しているが、壁面にはデヴァターのレリーフなども残っている。また落ちた部材が脇の地面に並べられている。
アンコール・ワットとアンコール・トムを結ぶにぎやかな観光道路に面しているにもかかわらず、この遺跡に寄り道する人を見たことがない。施療院そのものは残っていないが、道路(王道)と共にアンコールの地域ネットワークを形成していた要素のひとつとして興味深い。

 
 
From east.
東側から塔堂を見る。
 
From south.
南側から塔堂を見る。

Lintel on the front entrance(left), Apsara(center).
東側入口上にあるまぐさ(左)。アプサラ(中)。

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