Circular earthwork of Lovea village 環濠集落ロヴェア


Lovea is a village in Puok District, northwest of Siem Reap town. This small village is famous in its unique circular feature. village itself is surrounded by round-shaped moat. village was built probably before 500 A.D.
ロヴェアはアンコールの西、プォ郡にある。直径約300メートルの円形で周囲には環濠跡が認められる。集落ができたのは紀元500年よりも以前と推定されて おり、同様の円形の集落跡はロヴェア付近に複数存在するという。他にコンポンチャム南東のベトナム国境近くにも多数の円形集落跡が残っているが、こちらは構造がまったく異なっている(環濠が周壁内部にある)。
(注)上の写真の下方に見える方形の遺構と池はアンコール期のものと考えられる。


image of Lovea acquired by NASA's Airborne Synthetic Aperture Radar (AIRSAR)

   
環状集落の部分の拡大。周囲の環状の環濠跡がわかる。その直径は300メートルほどだ。色は土地の高さを表しており、明るいブルーは緑の部分よりも高い。写真では環濠の外縁と中央のマウンドが高いことがわかる。
集落を西側上空から見る。円形の集落とその周囲の環濠がはっきりと分かる。
(写真:ティン・ティナ)
photo: (C)Tin Tina 2000
 
村の中心、すなわち環濠に囲まれた円形のマウンドの中心には小さな祠があった(左)。 ここに祀られているのはネアック・タではなく、プリャ・プムまたはプチャッ・プムと呼ばれる、より古い起源を持つ環状集落固有の精霊であるという。ここから直線的な道が東西南北の四方に伸びていると 、案内してくれたティン・ティナは祠近くの地面に図を描いて説明した。矢印が北を示している(中)。村の中は家々が軒を接するように建っている(右)。
村落を取り囲む環状の環濠跡に行ってみた。乾期なので水はないが、雨期にはあたり一面が水没するという。環濠の南縁から中央部(北)のマウンドを見る(左)。環濠の外縁をなす堤防の痕跡(中)。東側の環濠跡 を内側から見る(右)。
村の中の道 。ここではサボテンが生垣として使われていた。村落は家々が密集している感じを受ける。この雰囲気は一般的なカンボジアの集落とは異なるものだ(左)。環濠近くにあった井戸の中は上部はラテライト積み、下部は固い岩盤のようだ(中)。マウンドの東縁付近にある仏教寺院には古いラテライトの塔が残っていた(右)。 中世のものだという。

top