

話をうかがったたのは国道沿いの食堂の一角だった。 |
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雪の中、いわて銀河鉄道線を三戸に向けて走る。 |
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向山満(むこうやま・みつる)さんは今年三戸高校を定年退職された。生物の先生である。現在は「コウモリの保護を考える会」代表として活動している。
夜行バスで着いた盛岡からいわて銀河鉄道線に乗り、三戸までの1時間半のあいだに雪がだんだん多くなっていった。三戸自体は雪が少なく寒さの厳しいところだそうで、駅周辺には雪はわずかしか見られなかった。駅から向山さんの車で国道4号線に出て、道路沿いの開店前の食堂に入れてもらい、カレーライスを食べながらのインタビューが始まった。ちなみに食堂の経営者は先生の教え子だそうだ。
コウモリはアンコール・ワットをはじめとする遺跡に棲みつき、糞尿の臭気も嫌われる原因となっているが、それだけでなく糞尿が遺跡の劣化の一因となっていると考えられ、コウモリを遺跡から他に移すことが出来ないかという議論が行われている。向山さんはJSA(日本国政府アンコール遺跡救済チーム)の一員として、現地でコウモリの調査を行った。その内容はインタビューの中で詳しく述べられているのでここでは触れないが、コウモリ原因説自体、詳しい検証が必要だというのが向山さんの考えである。
遺跡の研究や保存修復というテーマについて、多岐にわたる専門家が関わっているが、その理由の一端が向山さんとの対話を通じて理解できた気がした。
(波田野) |
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