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■トゥメンチェイ(賢いアチェイ)あらすじ
昔々、カンボジア王国に”トゥメンチェイ”という男の子がいました。トゥメンチェイはたいそう賢い子供だったので、皆から”賢いチェイちゃん(アチェイ)”と呼ばれていました。
アチェイが7歳になると、母親はアチェイを長者の屋敷に奉公に行かせます。しかし、長者はアーチェイのずる賢さに手を焼く事が多かったので、とうとう王様の元へ連れて行くことにしました。
アチェイと対面した王様は、アチェイのとんちの腕前に感心したものの、何とかこのアチェイをやり込めてやろうと、知恵比べを試みます。アチェイは一国の主である偉大な国王にどうやって、立ち向かうのでしょう?
そんなある時、カンボジア王国に中国の皇帝の使節団が、500隻ものジャンク船を従えてやって来ました。なんと、中国の皇帝はカンボジア王国を属国として手中に治めたいという野望を抱いていたのです。
カンボジア王国存亡の危機に自ら立ち上がったアチェイ!!果たして、この危機を切り抜ける事ができるのでしょうか・・・!?
※ジャンク船:中国の帆船
<出演者からのメッセージ>
こんにちは。はじめまして。今年度のカンボジア語劇「トゥメンチェイ」で王様役を
演じました池上真理子と申します。 このたびはラジオアンコールの放送をお聞き頂きありがとうございます。
さて、このカンボジア語劇「トゥメンチェイ〜賢いアチェイ〜」は2003年の11月24
日(東京外国語大学、外語祭最終日)に本大学大集会室で上演が行われました。キャストは留学生一人をのぞき、全員日本人(2年生、3年生)です。全てカンボジア語での公演でした。
実は本番までの道のりはそうたやすいものではありませんでした。カンボジア語の習熟度は人によってばらばらでしたし(わたし自身もかなり発音を指摘されました・・・)、何より全員、演技をするという経験が初めてだったのです!!最初の練習風景はおそらく目も当てられない感じだったでしょう。長いセリフも頭に入らず、台本を見ては演技が止まるという状態がながーく続きました。ただ練習を重ねたかいがあってか試行錯誤の期間を抜けて本番にはどうにか間に合いました。本番では、立ち見がでたほど多くのお客さんから心からの笑いと拍手をいただくことができました。わたしたち自身、快心の演技ができたと思います。舞台上ではみんながお互いの演技を伸ばしあいました。アドリブも多数入り、演じる楽しさをわかちあいました。本番中、字幕や照明を行っていたのは全員先生や先輩やOBの方々です。
演技指導はネイティブの先生にしていただきました。このような多大な御協力をいただき大成功とあいなりました。カーテンコールでの写真を今見てみると、キャスト全員が実にいい顔をしています。目はキラキラと輝き、口元はうれしさと安堵の気持ちでゆるんでいるような。言語の壁を越えてわたしたちはかけがえのない何かを手に入れたのです。
個人的な感想を申しますと、王様役をできてわたしは本当によかったです。こんなえらそうな役なかなかできませんから・・・(笑)。バカでえらそうですけべで情けなくて、でも憎めない、そんな感じが伝わっていればいいなあと思います。イスから転げ落ちたとき、笑っていただいてすごくうれしかったです。セリフを覚えるのに苦労しましたが、それも実はすごく楽しかったんです。たまに本番を思い出しては一人ニヤニヤしている今日このごろです。
最後になりましたが、録音のためにわざわざ遠方からお越しいただいたラジオアンコールの方々に厚くお礼申し上げます。そして、ラジオをお聞きのみなさま、ソム・オークン!!!!! |
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