プノンペンはカンボジア近代史の現場だった。今も市内には多くの歴史的建築物が残っている。ここに紹介するのはそのごく一部で、今後もコンテンツを追加してゆく予定である。

(1)Phsa Thmei
(2)Phnom Penh Railway Station
(3)former Central Police Station
(4)former Post Office
(5)former Grand Hotel (left), former building of French Colonial Chamber of Commerce
(6)Apartment built in "Shihanouk City" in 1960's
(7)Olympic Stadium
(8)The Library
(9)The Filled-in Canal
 


1 Phsa Thmei, Phnom Penh 中央市場

   

プノンペンの中央市場(クメール語表記では新市場の意)はその機能、大きさ、特異な外観で町のシンボルとなっている。中央の大きなドームから四方に翼を伸ばしているアールデコ様式の建物は1935年から1937年にかけて建設された。 建設地はかつて池(Beng Decho)だったという。


2 Phnom Penh Railway Station  プノンペン中央駅

プノンペン中央駅は建物自体が歴史的建築物であると同時に歴史を刻んだ場所でもある。
1960年、クメール・ルージュの前身といえるクメール人民革命党の第2回党大会が秘密裏に開かれた場所だ。駅構内のどこで開かれたのかは分かっていない。チャンドラーによれば参加者は21人だった。この党大会はのちにポル・ポトらによって(ベトナムとの対立激化を受けて、ベトナムの指導を受けた過去を消すために)第1回カンプチア共産党大会にすり替えられる。駅は今でも建設当時の雰囲気を濃厚に残しており、一日数本の列車が発着する以外、プノンペンでこのように静かな場所があるとは信じられないほどのどかな雰囲気を保っている。

3 former Central Police Station  旧警察署

   
プノムの東側にある植民地時代の警察署の建物。1910年以前に建設された。

4 former Post Office  旧中央郵便局
 
1910年以前に建設された。現在はMinistry of Post and Telecommunicationsになっている。

5 former Grand Hotel (left). The former building of French Colonial Chamber of Commerce (center and right)
旧グランド・ホテル(左)、旧French Colonial Chamber of Commerce(中、右)
旧外国人居留区に残る古い建物は、その後大きく手が加えられたものも少なくない。

6 Apartment built in "Shihanouk City" in 1960's 1960年代に建設されたコンクリート造アパート群

独立記念塔の南側に、廃墟同然になったコンクリート造のアパートが残っている。これらは独立後の1960年代に展開されたプノンペンの都市近代化計画の遺産である。

7 Olympic Stadium  オリンピックスタジアム
   
1960年代に建設されたカンボジア発展のシンボル。内戦末期には政府軍の陣地となり、クメール・ルージュのプノンペン占領時には抵抗拠点のひとつだった。

8 The Library 国立図書館
   
1920年代に建てられた図書館はクメール・ルージュの時代に膨大な蔵書を失った。

9 The Filled-in Canal  埋め立てられたかつての運河
   
プノンペン駅東側に続く緑地はかつてはフランス人居留地を囲む運河の一部だった。運河は19世紀末に建設され、20世紀初頭以降に埋め立てられて道路や緑地となった。

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