昔インドで撮った写真が出てきた。 何十年も前、砂漠地方を歩いた時のものだ。その時は75日間インドを旅したが、写真は全部で300枚撮ったかどうか。荷物は日帰りの山行用のサブザックくらい小さかった。 インドの庶民と肌すり合わせるような日々。もしかしてこれまでのすべての旅の中で最も旅らしい旅だったかもしれない。そういう気の遠くなるような旅 を、人生が終わるまでにもう一度くらいやりそうな気もする。(2003.6.4)

タヒチのどこかの海と自家用プールと青空。 そこに住んでいた友人が送ってきたものだ。どうでもいい写真には恐ろしい情報量が潜んでいる。もちろん見る人と撮った人ないしは撮られた場所の関係が鍵なのだ。(2003.6.4)

どこで見つけたか忘れたが、ネットのどこかにあった。それを持ってきて自分のサイトに貼り付けた。もちろん拉致被害者の家族が胸に付けているあのリボンを模したものだ。これも誰かが持っていくのを待っている。(2003.6.4)

ずっと前に娘が描いた父の顔。言っておくが私はこんな顔ではない。(2003.6.4)

かたちに憧れて最初に買ったサーバー、Cobalt Cube。2000年4月のことで、回線はOCNエコノミー128Kbps常時接続月額33000円也だった。時が移るまでもなくあっというまに光が来て、もうサーバーはどこに置いてもよくて、サイコロ型の元自宅サーバーは次の仕事をもしかしたら永遠に待っている。(2003.6.4)

冬のパリに行った時、オルセー美術館の近くにある喫茶店で「自画像」を撮った。鏡代わりに使ったのは店のガラス窓だ。(2003.6.4)

イグアナが家に来たのはもう8年くらい前で、その時は体長30センチくらいだったのが今では1メートル30センチくらいはある。声を出さず(出せず)、おとなしい生き物だ。幾多の病気を乗り越え、今では下肢の片一方が不自由になっている。(2003.6.4)

ちょっと前、航空券と宿を全部面倒見てもらうという幸運に恵まれたので特に興味もなかったけれどハワイに行ってみた。行ってみると、どうせ熱海みたいなものだと思っていたハワイはえらく居心地のいいところだった。ハワイをバカにしてはいけない。あそこはこの世の楽園です。 (2003.6.4)

クリュニー修道院はもしかするとパリで一番好きな場所だ。その理由は有名なタピストリーが見られるからだ。何回かのパリ滞在はすべてカルチェ・ラタンだったから 、この小さな博物館は身近な存在だったのだ。(2003.6.4)

エッフェル塔は鋼鉄の遺跡である。鉄のレースと表現されるにふさわしい細部だ。 パリには何度か行ったがエッフェル塔には行かなかった。バカにしていたのだ。しかしあるとき急にこの鉄の塔に興味を持ち、エッフェルの伝記みたいなものも読み、リスボン市内にある公共交通機関であるエレベーターもエッフェルの作品であることを知り、たぶんこの塔は遺跡になりかけていると思った。そして冬の凍える2月、実際に行って見たエッフェル塔は、その鉄という素材もふくめて19世紀的でレトロでいい雰囲気だった。(2003.6.4)

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