第一回カンボジア勉強会レポート

平成16年(2004年)6月12日、東京都新宿区にある早稲田奉仕園にて、第一回目のカンボジア勉強会が開催されました。
今回は第一回目ということもあり、(事前申込者を除く)参加者がどのくらいになるのかまったく予想がつきませんでしたが、お休みのところ主催者の予想を超える多数の方々(35名)が足を運んでくださいました。第一回目の内容は以下の通りです。

(1)アンコール遺跡バーチャルツアー 「コー・ケー」(波田野直樹)
アンコール遺跡を多数の写真でご紹介しました。
プレゼンテーション内容

(2)やさしいカンボジアの歴史(ニム・ソティーヴン)
上智大学大学院博士後期課程在学中のカンボジア人留学生さんにカンボジアの歴史をやさしく解説していただきました(日本語)。

(3)カンボジアの旅・写真・生活(ゲスト:遠藤俊介さん)
毎年3、4ヶ月はカンボジアに滞在して写真を撮っているという遠藤俊介さんに、ご自身の作品を交えながらカンボジアの旅と写真について語っていただきました。
プレゼンテーションの音声(wma 3min.)

勉強会終了後には会場から徒歩10分ほどの蕎麦屋「金城庵」にて二次会を開催、16名ほどの方が参加されました。
ほとんどの方が初対面同士でしたが、「カンボジア」という共通項があるからかすぐに打ち解けられ、食事をしながら話に花を咲かせていました。 (井伊)
 
会場風景 その1
会場風景 その2
会場でプレゼンテーションする遠藤俊介さん(左手前)
懇親会にて
第一回カンボジア勉強会を終えて

多くの方に参加していただいて無事終えることができました。改めてお礼申し上げます。
勉強会の内容については参加者の方々から感想・ご意見をいただいていますが、カンボジアの生活について知りたいというご意見が多いのに驚かされました。2回目以降の企画に反映させるようにしたいと思います。
今後の方向性ですが、個人的には山田さんの「徹底してカンボジアのすばらしさ、美しさを求めたい」という意見に賛成です。従来、カンボジアというと負のイメージによって語られることが多かったと思いますが、これに対して「プラスのイメージで語る」ということをやっていったらどうかということです。
また「負のイメージ」についても、不正確な情報が少なくなかったように感じます。たとえば対人地雷についてどこまで正確に理解されているでしょうか。
簡単にまとめると、
(1)カンボジアのすばらしいところ、美しいところを知り、楽しむ
(2)負のイメージについて、感情的にでなく正確に知る
ということをやっていくのがいいのかなと、勉強会を終えて考えているところです。
(波田野)
 
参加者の方々から寄せられた感想と要望

河原崎さん
いろいろな方とお話をする事もでき、楽しいひと時を過ごす事ができました。次回の「勉強会」を楽しみにしています。

石井さん

堅苦しくないところが気に入りました。
次の旅行で、トンレサップ周辺を見てみたいので「トンレサップ湖の秘密」なんていうのはいかがでしょう。今回も話題に上がりましたが、ここもたいへん興味深いところですよネ!この湖があっての、アンコール王朝ですから。
それと、魚に関するお話も聞いてみたいです。人々の生活に密着した、衣食住関連
の話題
も面白そうな気がします。
それと、もうすぐ帰国される。井出美和子さんのお話も聞いてみたいです。

平野さん

カンボジアの生活(冠婚葬祭?)や、人々の意識(遺跡を石と思っている等)についてわかるといいですね。
あとは、カンボジア料理の紹介とかも、あるといいかなと思います。正直、前回の滞在では、あまりカンボジア料理を意識していなかったもので、オールドマーケットの食堂でたべた名前が全然覚えてないんです。
旅を踏まえての、簡単なクメール語も含めた実践的な勉強ができると、いいと思いました。

川端さん
求む、続編!!!『やさしいカンボジアの歴史』パート2 >ニム・ソティーヴンさん
(ソティーヴンさん、日本語のうまいへたなんて関係ないですよ。講演の中身がすばらしいのであれば、私のようにお話を聞いて感動する人も多くいると思います。次回以降も、ぜひ講演お願いします)

高澤さん
スライドを中心に気軽な勉強会で雰囲気も初めてにしては良かったと思います。アンコールもカンボジアも未経験の私にも楽しめました。おかげさまでこの夏の旅行がますます楽しみになってきました。
予測以上に人が集まったせいでしょうか。次回はもう少し広い会場がいいですね。
今後の勉強会にあったらいいなと思うのは、クメール語の日常会話の紹介です。
語学コースのような本格的なものではなく、「このくらいの言葉を言えるとク
メールの方々に喜ばれるよ」という程度のものでいいと思います。

金丸さん
(1)芸能関係
影絵、アプサラダンスの実演または写真、ビデオでの紹介をお願いいたします。
(2)歴史及び遺跡関係
遺跡にまつわる神話・伝説などいかがでしょうか。
(3)自然科学関係
カンボジアにいる動物について、特にトンレサップ湖に生息する魚について取り上げてほしいです。

村上さん
お話を聞くうちに、もっとアンコールに関して深く知りたいという気持ちになりました。
参加者は、様々な形でカンボジアと関わりのある方々でしたがいろいろな角度からの意見が聞けて興味深かったです。

桑原さん

勉強会は沢山の写真が使われひたしみ易い印象を持ちました。
今後の勉強会の希望としましては、
(1)現地の方が実際に食べている料理や食べている人の姿を紹介して欲しいです。(出来れば朝、昼、晩)
(2)実際にカンボジアを訪れた人の感じるカンボジアの治安や危険な事、困った事を訪れた異国の人の視点で紹介して欲しいです。
(3)現地の人の感じる旅行者に対しての困った事を紹介して欲しいです。

宮崎さん
カルチャーの紹介を楽しみにしています。

くわ野さん
現実的に考えると、限られた時間の中では難しい内容だと思うのですが・・・
テーマとしてポル・ポト時代について取り上げて欲しいです。
何年何月に解放されたとか、どうやって虐殺されたとかは十分情報として入ってくるのですが、本質はどういう事だったのか何だったのか。
「カンボジアが大好き!」と言うからには、知っておかなければいけない事だと思うのです。
それから、「カタコト クメール語」を教えていただきたいです!

kyoさん
行ったことのないコーケーの写真、大変興味深く見させて頂きました。全体図が常に左上に出されていたので、かなり分かりやすく、まさにバーチャルトリップ!
カンボジアの歴史をカンボジア人から聞ける機会というのはなかなかないので、
かなり楽しく聞くことが出来ました。
SHUNさんの写真。シェムリ郊外の村人の様子が分かる、いい写真を見せてもらいました。 バンコクからの500Bバスで必ず立ち寄るクラランの写真もあって、 懐かしく感じました。ところで、やたらチュモーの写真が多くて、チュモーの説明も長すぎ! SHUNさん、チュモー好きすぎす(笑)
次回のテーマについて要望です。
カンボジア人の生活を詳しく知りたいです。何度訪れても、所詮観光客なんで、知り合えるカンボジア人は、バイタクやGHのスタッフなど、都会に生きる外国人慣れしたカンボジア人ばかりです。
もっと田舎の方のカンボジア人の生活が知りたいです。
子供の遊びとか、子供のおやつとか、子守唄とか、 お小遣いはいくらなのか、学校で勉強していることとか。 子供を知ると、その国の国民性が分かる気がします。子供は面白いです!
恋愛、結婚式、結婚生活。出産、子育て(祖母がどう関わってくるのか)、葬式。 興味は尽きません!
あと、「カンボジアにこれから行くから参加した」という人のために危険情報についても時間を持ってもらいたいです。シェムリでは月に2〜3件、日本人女性が被害にあうレイプ事件が起きているそうです。夜中に窓から盗難、という事件も多発しています。楽しいことばかりではなく、厳しい一面もあるということをやってこその勉強会!
と考えます。

荒井さん
波田野さんのコーケーの遺跡のお話は、地雷がまだ残っているということで、自分ではなかなか行けそうにないので貴重なお話が聞けてよかったと思います。
遺跡のレリーフの説明等は少し難しくて、専門的な感じがしました。同じような内容の説明であっても、行った事のあるアンコールワットやバイヨンなどのメジャーな遺跡の説明であれば、分かりやすかったように思います。
最後のえんどうさんの写真には感動しました。カンボジア人の顔の表情の豊かさが伝わって、温かい気持ちになりました。あの写真のような人々の笑顔や人間の温かみのようなものは、豊かな環境の中で暮らすカンボジア人だからこそ出てくるもので、カンボジアの魅力そのものが、うつし出された写真だったように感じます。次にカンボジアへ行ったときは、私も人々の表情や生活に気をつけて写真を撮ってみたいと思いました。
次回からの勉強会では、身近なテーマで庶民の生活や結婚、文化、食べ物、音楽などについて知りたいです。

山田さん
今後のテーマですが、個人的にはカンボジアの少数民族に興味があります。
勉強会には徹底してカンボジアのすばらしさ、美しさを求めたいです。日本ではカンボジアという国に対する情報・イメージが偏っているという気がしますので・・・僕だけなのかもしれませんが。

戻る