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早朝、プノンペンのすぐ南に位置する衛星都市、タ・クマウ付近の川岸で魚を獲ろうとしている人がいた。朝食の足しにしようというのだろうか。その動きはあくまでもゆったりとしていた。 |
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バサックの川岸近くに住む村人たちはそれぞれに小舟を持っているようである。まるで丸木舟のように幅が狭く、喫水もごく浅い。 |
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村人に頼んで小舟に乗りバサック川に漕ぎ出てみた。水面が近い。
カンボジアの水の親和力を感じる一瞬だ。後方には河の中に頭を出した島が見えている。 |
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バサック川の中には多くの島がある。大きさはさまざまで、水位の下がる乾期にだけ顔を出す小さな島もある。そうした小島に上陸することにした。 |
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島は川面からほんの1メートルほど高いだけである。草ばかりで木はない。更に水位が下がると牛が川を歩いてわたってきて放牧されるという。 |
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ある島から見たバサック川の光景。川の水はカンボジアの河川の例に漏れず、茶色である。 |
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ある島では畑を発見した。島が現れると畑を作り、島が水没するまでに収穫を終えるのだ。 |
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島で発見したバナナの花。正確には花が紫色の巨大な苞葉(ほうよう)に覆われている。芯の部分は食用になる。 |
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途中の村で奇妙なものを見かけた。竹の骨組みに紙を貼った人形に人が入り、村人から寄付を集めて歩く。祭りの際の寄付金を集めるらしい。人形の派手な色彩がカンボジアの青い空に映える。 |